エホバの証人と体罰②

エホバの証人と体罰①はこちら

続き、補足です。↑↑

 

1970年~1980年代のエホバの証人の子どものしつけ方(”子どもの訓練”と言われてました)は、ムチでお尻を思い切り叩くという酷いものでした。

しつけと言うより、虐待でした。

エホバの証人の親たちは、子どもになぜそんなことをするのか?

「自分たちの信仰している神の教えが第一であり、それに従って行動することで、家族が幸せになれる」と信じてるからです。

子どもをムチでたたくことで、子どもにとりついた悪魔を追い出すので、それが子どもの為だと信じて疑いませんでした。

普通なら、それはおかしなことではないのか?子どもはそんなことされたらどう感じるだろう?子どもへの影響は?と考えそうなものですが、親たちはそのおかしな教えに洗脳され、マインドコントロールされて思考が停止してしまってるのです。

 

しかし2000年11月に施行された「児童虐待防止法」により、虐待は減少しました。

今は鞭などの体罰は、過去の話になっていてもうほとんどないと聞いてます。

それでもやはり、体罰が当たり前に行われていた当時に、子どもの時代を過ごした方は、大人になった今も大きなトラウマを抱えて生きています。

またエホバの証人の子どもたちは、身体的な虐待だけでなく、精神的な虐待も受けてきてるので、大人になってからもなお心の病で苦しんでおられる方も多くいます。

 

 


【カルトの闇】エホバの証人 体罰②

 

 

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エホバの証人と輸血

1985年、神奈川県川崎市で起きた「大ちゃん事件」。

当時小学5年生の男の子、大ちゃんが交通事故にあい、すぐに輸血が必要だったにも関わらず、かけつけた両親が「信仰上の理由により、絶対に輸血しないでください。」と輸血を拒否しました。

病院の医師や看護師が懸命に説得したにも関わらず、その信念を変えようとしなかった為、時間の経過と共に大ちゃんはどんどん衰弱してしまい、助かるはずの子どもの命が助からなかった事件。

当時大きな問題となり、映画化されたりもしました。(「監督:ビートたけし「説得」)

洗脳によって教えられた教理を、自分たちの信仰として、自分の子どもの命よりも優先させてしう…。

一般の人には理解できないことだと思うけど、実際に起きた事件です。

カルトの恐ろしさは、マインドコントロールによって、人としての感情や思考を完全に停止させてしまい、結果として自分の人生や愛する我が子の命でさえ奪ってしまうことがあるということです。

教理を絶対的に信じて、人としての自分の感情をどこかに追いやり、考えを停止してしまってるのに、本人たちにはその自覚がありません。 それを周りがいくら指摘しても(この事件の場合だと、どれだけ医師たちが懸命に説得しても)、それを悪魔の攻撃だと思ってしまい、神様に試されてるからしっかりしなくちゃ!と、より頑なに自分たちの信念を固めてしまいます。

なので、看護師の友人に昔聞いたことがあるのですが、医療従事者として病院で勤務する時に最初に、「エホバの証人の対応マニュアル」というのを学ぶそうです。

子どもの命に関わることと、日本で認められてる信仰の自由と、児童虐待、洗脳の怖さ…いろいろと複雑で根深い問題ですが、この事件をきっかけに、輸血拒否に関する法律ができました。

親が子どもの輸血を拒否する場合、今では一時的に親権が取上げられ、その間に必要な輸血ができるようになったそうです。これは子どもの命を守る上でも大きな進歩ですね

この事件をきっかけに、それまでにどんどん増えていってたエホバの証人の数が頭打ちになりました。それにその後のインターネットの普及でも、いろんな情報が入るようになり、入信者の数が減少しています。

それでも現在、日本には20万人以上のエホバの証人が居るそうで、心を病んでしまったり、脱会しても後遺症に苦しんでる人はたくさんいます。

(現役でも脱会してても) 心療内科や、カウンセリングを受けても、その当事者や経験した人でないと分からないこともあるし、なかなか自分の心を癒せずに苦しんでる人がまだたくさん居ます。

自力で脱出して、自分の人生を逞しく生きてきたサバイバーとして、私にできる形で、できることをしていきたい…。 そんな思いで毎回動画やブログをアップしてます。 

悩み相談も始めました。一人で悩んでないで、心のうちを話してみませんか?

メール相談、zoom相談、ライン電話相談受け付けてます。

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エホバの証人と輸血

カルトの子だった私は不幸だったのか?

新興宗教の2世として育てられた私は本当に可哀想で、不幸な子なのか?

それについて語りました。

うーん。ただでさえ一般的に認知されてないジャンルで発信してるのに、この話題…。
本当に需要があるのか?…笑

いや、世界中のどこかに(日本語だけど)、そういう考え方もあるのか!
…と思ってくれる人がいるはず。



異端な新興宗教で、体罰なんかも当たり前に行われてきたし、普通の子のようにクリスマスを楽しんだり、誕生日も祝ってもらえなかった。
学校の行事もほとんど参加できず、当たり前のことが宗教上の理由で、みんなと同じようにできなかった。

普通に考えたら不幸だろう。
でもその中にどっぷり浸かって育てられ、その時を生きてきた私にとって、不幸だったかと言われれば、それはちょっと違う気がする。

過去は変えられないけど、見方を変えることはできる。

よく思い返してみると、楽しかった思い出もあるし、普通の子にはできない経験をたくさんさせてもらったことで、大人になった今、普通とは違う自分なりの感性や考えを持つことができ、自分の道を切り拓いて歩いていくことができてる。


元JW2世に限らず、恵まれない環境で育ち、自分は不幸で幸せだったことなんて何もない…と嘆き、自分の家族や過去を恨んでる人が居たら、ちょっと考えて欲しい。

自分の過去を恨んだり、呪ったりしながら、これからもずっと生きていくのか?
それは自分がとても苦しくなる生き方だと思う。

それとも自分の過去を受け入れ、それをバネに強く生きていくのか?
本当にもし不幸だったとしても、その時その時を精一杯生きてきたことや、その中にも光があったこと、あるいはそれがあったからこそ、大人になって人の痛みの分かる、豊かな感性を持った大人に成長できるのではないだろうか?


何かちょっと哲学っぽくなったけど(笑)、私には私の生き方の美学がある。
それに沿ってこれからも私らしく生きたいと思う。
そしてこのブログや動画を見た誰かが何かを感じてくれたらいいと思うし、必要な誰かに届くといいなと思う。



https://youtu.be/-agKfLifd6o

なぜカルトの闇についての情報発信をするのか?~元エホバの証人2世さまからの質問~

YouTube視聴者さまよりこのような質問を頂きました。


「~略~

ネットサーフィンで偶然見つけてしまいました。しかも全部見てしまいました。

こんなものを流さないでください。
折角10年かけて忘れかけてきたのに。思いだしたくなかった。
もう全部忘れて普通になりたいのに、なんで思い出させるのでしょう。

発言については、全部その通りで、後ろに下げられた机の片隅で見ているだけの七夕会クリスマス会誕生会の時の私への視線も、体育館の端っこのにおいも、いじめにならない程度のクラスメイトからの拒否感も、尻への鞭も、全部わかります。

一番共感したのが、先生に証言するタイミングを逃して神輿を担いで祭りに参加した男子生徒です。罪悪感と恐怖でいっぱいだったでしょう。

涙が止まりません。

~略~

この動画を見て、救われる人と思い出して苦しくなる人、どっちが多いと思いますか。

にゃんかさん、どうしてこんなことをしているのですか?

私はどうしたらいいのでしょう。頑張ったのに。忘れる以外にできることはないですよね。」



この方の気持ちが分かって私も胸が痛いです。

もちろん私もわざわざ辛かった過去を思い出してまで、いたずらに発信するなんてことはありません。

私は、幼少の時からエホバの証人(以下JW)の子として育ってきましたが、15歳の時にこのJWの組織や教理に疑問を感じて反発を繰り返し、16歳の時に脱会しました。

脱会してからもう数十年が経ちました。先にトラウマや傷を癒してきた者として、今苦しんだり悩んだりしている誰かの力になりたくて、またこれ以上カルトの被害者を増やしたくなくて、自分にできることを考えました。
その結果、自分の体験をこうしてブログに書いたり、動画にアップしたりすることにしました。

ずいぶん前になりますが、私もある人の体験を読んで、すごく力をもらったこともあります。
それは以前大変なベストセラーになったアメリカのある少年の実話でした。
その方はもちろんJWではないけど、母親から考えられないような虐待を受けながら生きてきて、大人になった今、同じように虐待に苦しんでいる子どもたちを助ける活動をされてる方の自伝です。

だから今度は私が私の体験を語ることで、少しでもそれが力になってくれる人が居たら・・・と思って、この特殊な自分の体験を語ることにしました。

質問者さんが書いてらっしゃるように、思い出したくない方もいらっしゃることだと思います。

私はこのブログでも、YouTubeでも、発信するものは全て、そのタイトルやサムネに「エホバの証人」とか「JW」とか「カルト」とか「宗教」とか・・・ぱっと見ただけで、できるだけ内容が分かるように、分かりやすく発信するよう心がけてます。
なので、見たくない方は見なければいい。
今、この情報が必要な方に、必要なタイミングで届くように願ってます。


YouTube動画でこの質問に答えてますので、興味のある方はどうぞご覧ください。
↓↓

https://youtu.be/Cqv-mYxbha8



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TwitterやTVで話題になった”いしいさや”さんの漫画読みました!

いしいさやさんの漫画本を読みました。

私と同じくエホバの証人(以下JW)と表記します)2世の方が自分の体験を漫画にした本です。

自分の心のトラウマや傷をいやす為に、書くことがいい治療法になるということで、過去を振り返りながら得意だった漫画にしてツイッターにあげていたら、それがバズって話題になり、書籍化されたということで私も知ってはいたけど、私も同じJW2世なので知ってる世界だし、わざわざ思い出すことはないと思ってスルーしていました。

そしたらある時、たまたまつけたTVの「世界ビックリ仰天」という番組でそれがドラマ化されて放送されているのをたまたま目にして・・・。
あー、もう今のJW2世は、SNSや本で自分の過去を公表したりするんだぁ。しかもそれがゴールデンタイムのTVで放送されたりするんだぁ。と少しショックというか、ビックリしました。

そのうち、私も今年2020年の7月~自分のJW時代の体験を基にしたYouTubeを始めることになり、そういえば・・・と以前からちょっと気になってたいしいさやさんの漫画を読んでみることにしました。


読み終えた感想は・・・
知ってることとは言え、やはり当時を思い出して読んでる途中も何度も胸が痛くなりました。
そしてさやさんは私よりずいぶん若い方だと思われますが、私がJWだった頃と何も変わってないなと思いました。
学校行事に参加できないこともムチでの体罰を経験してこられたことも。そして自分の信仰というより、お母さんを悲しませたくない、という2世だからこその感情・・・。

今でも日本には20万人以上のJWがいると言われています。そしてこの組織を抜けた後も大きな傷やトラウマを抱えて生きている人たちがきっとたくさん居ること。
そんな方たちよりも先に抜けて、すでに洗脳やトラウマをいろんな経験や時間を味方に解消してきた私が誰かの為に何ができるだろうか?

改めてそんなことを考えさせられた1冊でした。




YouTubeでも話してます。音声で見たい方は、どうぞこちらをご覧ください。
↓↓

https://youtu.be/vPJXAP4xBd8



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※動画の概要欄に漫画とTVのリンクも貼ってます!

エホバの証人の子どもたち

こんにちは。にゃんかです。

今日は、エホバの証人(以下JW)の子どもたちがどんな生活を送っているのか?という話をしようと思います。

あくまで私が育った1970年代~1980年代の体験に基づく話です。

その頃は、JWでなくても、学校での体罰などが当たり前に行われてました。
私の通ってた中学校では、立たせられるとか、ビンタはもちろん、竹刀を持った先生がウロウロしてて、特に体育の熱血教師なんかは、感情任せにみんなの前で見せしめのように生徒を殴る、蹴るなどの暴力も日常茶飯事にありました。
しかし、当時は今よりずっと先生たちの権限が強く、親も子どもを学校に預けてる以上は、先生に任せる・・・というか、今のような”モンスターペアレンツ”は居なかったです。
私の学校の先輩たちが結構荒れてたので、特に・・・なのかもしれませんが。まぁでも、近隣の学校もその時代は同じような感じでした。ヤンキー真っ盛りの時代というかww

そんな感じで、今のように体罰がさほど問題にならなかったので(児童虐待防止法などもできてなかった時代です)、JWの間でも体罰は頻繁に行われてました。

そんな時代背景の中、育ちました。
今ではJWの規則も昔ほど厳しくはなく、当時に比べたらいろんなことがゆるいです。でないと、体罰一つにしても、大きな社会問題になりかねないので。
しかし、他の基本的なことはさほど変わってないことも多いようです。


まずは、私が小学生の頃の話です。
JWの決まりでは、学校で参加できない行事がたくさんあります。
例えば友だちの誕生会(自分の誕生日も)や、クリスマス、お神輿や、七夕などほとんどの行事には参加できないし、校歌や運動会での応援歌、国家斉唱なども歌えません。それから給食で出てきた鯨の肉は食べれません。
理由は、聖書では偶像崇拝が禁止されてるから。戦いはいけないと書かれてあるから。血を避けなさいと書いてあるから・・・など。
実際に聖書にそのように書かれてあるのか?というと、聖書そのものよりJW本部が発行する聖書を解説する書籍にそう書いてあるからで、聖書の文面を拡大解釈して書かれてあります。それをそのまま子どもたちにも教えられ、そうすることを強く求められます。(JWの教えを守らないとムチでたたかれたり、ハルマゲドンと呼ばれる神の裁きの日に滅ぼされると学びます)

ほとんどの学校行事に参加できないので、先生にそのことを話しますが、先生たちもびっくりするし、困るし・・・。
で、ちゃんと聞いて「分かりました。」と言ってくれる先生もいるけど、大抵は勇気を持って話しても怒られたり、無視されたりします。
それにみんなと同じことができないので、いじめの原因になることもあります。

小さな子どもが、学校相手に、大の大人相手に、聖書から行事に参加できない理由を話す・・・。どれだけ勇気が要ることか。
幸い、私は仲のよかった同級生の熱心なJWの子がいたので、いつも一緒に職員室に行って先生に話をして、行事を見学し、(学校の規則ではなく)JWの規則を忠実に守ってました。

とは言え、やはり先生にちゃんと行事に参加できないことを(先生に話すことだけでなく、友だちからいじめられのではないかと恐れから)話せないJWの子もいました。


今でもはっきりと覚えてます。とうとう先生に話せなくて普通の子と同じように、お神輿かつぎに参加してしまったJWの子の表情を・・・。
行事に参加せず、見学してた私とたまたま目が合ってしまい、何ともバツの悪そうな顔をし、JWの教えを守らない子は、ハルマゲドンで滅ぼされると親や組織から教わってるので、参加しても普通の子たちと同じように楽しめず、恐怖に満ちた表情で参加してました。

参加しないのも先生や学校、友だちのいじめに合わないかなど恐怖だし、参加しても楽しめず、教理が心に恐怖を与える・・・。どちらもJWの子にとっては地獄です。


中学生になると、行事は極端に減りますが、男子の必修科目だった柔道や剣道は禁止です。もちろん、小学生の時と同じように校歌や国歌斉唱は禁止だし、体育祭の騎馬戦などの戦い、応援歌なども禁止。
部活は、禁止という訳ではないけど、学校から帰ったら週に3回のJWの集会や土日も伝道と呼ばれる布教活動があり、それを優先させないといけないので、時間的にどう考えてもできません。
JW以外の人付き合いもできないので、クラスメイトとも遊べないし、異性との交際も禁止です。


JWの子どもは、変な教えを植え付けられ、普通の子と同じように、日本の四季を感じる行事や、イベントを楽しんだり、感性豊かな子ども時代を過ごせません。
この悲劇を生むカルト宗教というものがなくなって欲しいと思います。




YouTubeでも話してます。音声で見たい方は、どうぞこちらをご覧ください。
↓↓

https://youtu.be/0jemuvVno6I



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【カルトの闇】体罰

私が保育園の頃の話です。
記憶が確かではないですが、仏教系の保育園に入っていたと思います。
仏様に手を合わせていた記憶があるのでところがあるので・・・

ある日、母がまだ園が終了する前に、突然迎えに来て、ママチャリの後ろに乗せられました。
よく分からないけど、何か事情があって家に帰るのかなと思ってました。
が、当時住んでた家の近くのある幼稚園に連れて行かれました。

それがエホバの証人の幼稚園でした。

この幼稚園は、家の近所で幼稚園の教員免許を持つエホバの証人の女性が、近くの公民館のような場所を借りて、週に1度、エホバの証人の子どもを預かり、開催していた幼稚園でした。
そして、その日から私もその幼稚園に通うことになりました。

というのも、母がその頃、聖書に関心を持ち、近所のエホバの証人と聖書の勉強するようになったからです。
その為、その幼稚園に連れて行かれ、その日から私の人生も大きく変わることになりました。


その幼稚園では、楽しい思い出など何一つなく、恐ろしい思い出ばかりです。

というのも、エホバの証人は子どもに体罰をするので、その幼稚園でも体罰が行われており、その記憶だけが強烈に残っているからです。

私はおとなしい子だったので、幼稚園で体罰を受けた事は無いのですが(多分。恐ろしすぎて記憶を無くしてる可能性もなくはないのだが・・)落ち着きのない男の子や、先生の言うことを聞かない子は、よくお尻を叩かれていました。

お尻を叩くというのも、ぺチッとちょっとだけ叩くのではなく、パンツをめくって、思いっきり何度も叩くという恐ろしいものでした。

目をつけられたや騒がしい子は、先生と教室で2人きりになり、あとの子どもたちは教室の外に出されました。
それからすぐに、先生がその子をパンパンと思い切り叩く音が外まで聞こえ、同時にギャーッと痛さと恐怖でその子が泣き叫ぶ声が響き渡りました。

これは叩かれている子はもちろんですが、外にいる私たちも恐怖でした。


他にも当時は、エホバの証人の集会が、週に3回ありました。大人に混じって1時間〜2時間の聖書の勉強会です。
子どもにはよく意味が分かりませんし、親の横にじっと座って長い時間の話を聞くのが退屈で…。
子どもですから、ついグズりだしたり、ソワソワしてしてまいます。
すると、すぐに親が第二会場という小さな小部屋に連れて行かれて、お尻を叩かれます。
そんなことが日常茶飯事なので、第二会場が満室の時もあり、そういう時はトイレに連れて行かれて叩かれます。
グズっても親が叩きに連れて行かないと、となりの信者から行くように指示されます。

また伝道という奉仕活動をすることがあり、各家庭を1軒1軒訪問して聖書の教えを述べ伝えていく活動がありました。
それがほぼ毎日のようにあり、2時間も3時間も歩くので、子どもの足ではとてもきつくて、足が痛くなったり、お腹がすいたり、暑かったり、寒かったりでぐずり出します。
そうすると、そこでもまた叩かれます。


叩くのは、最初は素手ですが、親のマインドコントロールが進むと、手加減しないよう、太いムチ棒で叩かれることを推奨されます。
体罰というか、これは完全な虐待です。

実は親たちも、この組織の教えに洗脳されており、親が子供を叩くのは愛情であると心底信じていました。
というのも、親の言うことや、組織の教えに従順でないという事は、子どもの体内に、悪魔がとりついていると教えられており、それを取り払うためだと、必死になって叩いていたのです。

叩くときの親の顔を覚えていますが、子供に悪魔が取り付いているというより、叩く親の方に悪魔がとりついているようでした。
普通の母親の感情ではとても叩けないので、親は自分の感情はどこかへ置いて、心を失くして、まるで血が通わない能面のような顔つき、無表情、無感情な顔で叩いていたことを覚えています。


言うまでもなく、子どもは1番の被害者です。
しかし親たちも洗脳されており、マインドコントロールされ、本来の自分を失い、正気を失っています。


エホバの証人に限らず、世の中にはカルトと言われる宗教が、たくさん存在します。
こんなカルト宗教が、世の中からなくなってほしいと思います。
なので、私が体験してきたカルトの実態を公表して、皆さんに知って頂くことで、これ以上の被害者を増やさないよう願っています。




※ちなみにこれは私が育った1970年代〜1980年代にかけての話です。
現在は、児童虐待防止法ができたことや、子どものせっかん死などが大きな事件になったことなどで、ムチでの体罰は行われていないとのことです。



私の体験を語ったYouTubeも始めてます。音声で見たい方は、どうぞこちらをご覧ください。

↓↓

https://youtu.be/VEAJ4udqUD4



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